スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

IZU PHOTO MUSEUM―杉本博司「光の自然」展

杉本博司

彼のことを初めて雑誌で知ったとき
いったいどういう人なんだろう?
と,しばらく悩んだ覚えがあります



FC2 Blog Ranking



映画のスクリーンを長時間露出で撮影したかと思えば
世界各地の大洋の水平線を撮影してみたり
静電気の放電を撮影してみたり
かと思えば,古美術品やら化石やらを展示してみたり

その表現技法と媒体の多様性の故に
一見,捉えどころのないアーティストという印象を
抱かざるをえません


しかし,漆黒の闇から「存在」そのものを浮かび上がらせるかのような
その作品群を見ていると
ぜひ直に見てみたいという気持ちになります




美術館入り口
DSC_0706_edited-1_convert_20100311123958.jpg

IZU PHOTO MUSEUMは静岡県の「クレマチスの丘」内にあります
建物の内装設計を杉本本人が手がけているそうです

今回の展示会は「杉本博司―光の自然(じねん)」




Lightening Fields(放電場)
image871_3_convert_20100311122638.jpg

img_hs_02_convert_20100311132735.jpg


館内に入ると,真っ先に目に入るのが
壁一面を占める代表作 "Lightening Fields(放電場)"
(上図は今回の展示作品とは異なります)

静電気の放電を写真に収めたものなんですが
本来,生き物ではないはずの放電現象が
まるで生きているかのように闇の中をうねるその様を見ていると
そこにとてつもない生命エネルギーのようなものを感じてしまいます


この他に今回の展示のメインだったのは
写真技術の先駆者の一人,タルボットの初期の陰画を掻き集め
それを陽画にした "Photogenic Drawing(光子的素描)"

170年も前の陰画から陽画を作成するなんてよく思いつく…







ヴァンジ美術館
DSC_0716_edited-1_convert_20100311131943.jpg

ちなみにクレマチスの丘には,ジュリアーノ・ヴァンジという彫刻家の美術館もあります
特に注目はしていなかったのですが,なかなかユニークで面白い






ビュフェ美術館
a387168b1549b42b07a27c2fecece986_convert_20100311133027.jpg

また,こちらも特に注目はしていなかったのですが
ベルナール・ビュフェ美術館も良かった
黒く力強い線がとても印象的な画家です


今回は仕事の都合でこんな時期に行ってしまいましたが
クレマチスの丘は,やはりたくさんの花が咲く春以降に
訪れるのがいいかもしれませんね






FC2 Blog Ranking

コメント

こんばんは♪
入り口からゾクゾクしますね^^

放電って
見方によってはアートなんですね~
発想がおもしろいです。
この写真を撮る為にどれだけの時間を費やしたんでしょうね。
楽しい場所ですね。行ってみたいです♪

spicaさん,コメントありがとうございます

まあものすごく面白いところというわけでもないんですが・・・杉本は良かったです(ただ出品点数はびっくりするほど少なかったんですがね)。

本文にも書きましたが,花が咲き誇る4月以降に行かれるといいと思います。僕も機会があれば,そんな感じの頃に再訪しようかな。

「iuriiさん、更新しないなぁ」と思っていたら
Japanese Surfacesのページをブックマークしていました。
凡ミス。BON MISS。←ローマ字で書くとおしゃれになるみたいです。

放電の写真はまるで根っこのようですね。
根っこは栄養と水分、電気は電気を通す何かを求めて伸びている。違う二つのものなのに同じ形をしているということは、その形が「なにかを得るために伸びる形」として合理的なのでしょうか。
私も何かほしいものがあったら腕を無数に分裂させてとってみようと思います。

あいかわらず四角い写真が綺麗です。

はるさん,こんにちは!

なんと僕もしばらく僕自身のブログのブックマークを間違えてたんです。「新しい記事書いてんのに反映されないぞ?」みたいになってましたよ。

考えてみると,脳の神経系とか欅の枝とか菌糸とか,放電と同じような模様って多いんですよね。そしてすべて「なにかを得るために伸びる形」である点が共通している。不思議なもんです。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://iurii.blog94.fc2.com/tb.php/30-e2b756ff
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

<<  | HOME |  >>

PROFILE

iurii

Author:iurii
大都市には色が溢れている
カメラなら,なんの屈託もなく
それを剥ぎ取れる
日本の,表面

カテゴリ

裏路地,路地裏 (15)
フォトグラフィー (3)
建築 (3)
美術館 (4)
本 (0)
英語 (0)
コラム (0)
参考書 (0)
未分類 (0)
映画 (0)

PHOTO GRAPHICA

受験生ファイト!

NEW!

最新コメント

twitter

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

FOTOLIA

VISITORS

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。